はじめに

TradingViewとは?
TradingView(トレーディングビュー)は、株式、為替、仮想通貨など、さまざまな金融商品のチャートを確認・分析できるwebサービスです。世界中のトレーダーや投資家に利用されており、無料でも多機能な点が魅力です。
この記事の目的
この記事では、「チャートって難しそう」「TradingViewを開いてみたけどよくわからなかった」という初心者の方に向けて、初期設定のポイントと便利な使い方をわかりやすく紹介します。
こんな方におすすめ
- 投資をはじめたばかりの人
- チャート分析をしてみたい人
- TradingViewをこれから使い始める人
おすすめ設定:見た目のカスタマイズ
ローソク足の色変更
チャートのローソク足は、上昇=緑、下落=赤が一般的ですが、自分の見やすい配色に変えることができます。
- チャート上で右クリック →「設定」→「シンボル」→ 各色の設定ができます

自分の好みに合わせるだけで、チャートがぐっと見やすくなります。
グリッド線、背景色の設定
チャートの背景が明るすぎる・暗すぎると感じたら、背景色を調整しましょう。
グリッド線も色を変えたり非表示にすることができます。
- 同じくチャートでクリック「設定」→「キャンバス」→「背景」or「グリッドライン」から調整できます

透かしの設定(ウォーターマーク)

ぱっと見でどの「通貨ペア・時間足」を見ているのかがわかるように、チャート中央に「透かし」を表示しておくのがおすすめです。文字の色や透明度も設定できます。
- 「設定」→「キャンバス」→「透かし」のチェック

おすすめテーマ:ダークモード
目に優しいダークモードは、長時間の作業にも向いています。背景とローソク足のコントラストが強くなるので、個人的にもおすすめです。
左上のアイコン → 「ダークテーマ」のチェック

おすすめ設定:よく使う機能の設定
時間足のカスタマイズ
デフォルトでは1分足や5分足が表示されていることがありますが、使いやすい時間足(1時間、4時間、日足など)を設定しておくと便利です。
チャート上部の時間足右側にある「v」をクリック → よく使うものに★マークをクリック。

お気に入り描画ツールの登録
トレンドラインや水平線など、よく使う描画ツールをお気に入り登録しておくと、作業が効率化されます。
左側のツールバーを展開し、登録したいツールの★マークをクリック。
お気に入りツールバーに登録され、ワンクリックで切り替えることができます。
お気に入りツールバー内で、アイコンをドラッグすることで並び替えも可能です。

便利な機能
描画ツールのテンプレート機能
描画ツールではそれぞれ色や線の種類などパラメータが設定でき、よく使う設定をテンプレートとして保存しておくことですぐに呼び出すことが可能です。
テンプレートの保存
描画したものを選択し右クリック → テンプレート → 名前をつけて保存
これで現在適用されている設定がテンプレートとして保存されます。

テンプレートの呼び出し
同様に、描画したものを選択し、右クリック → テンプレート → 一覧から選択します。
時間足によってラインの色を変えているので、すぐに変えられるのが便利です!
ウォッチリスト
よく見る銘柄をまとめて管理できるのがウォッチリストです。
- チャート画面右側の「3本線の入ったアイコン」を押してウォッチリストを開く
- 「+」マークをクリック
- 銘柄を検索して追加

お気に入りの銘柄を一覧でチェックできるので、取引チャンスを逃しません。
セクションを追加すると、フォルダのように管理できます。
ウォッチリストに登録した銘柄は、チャート画面で「スペースキー」を押すことで順番に切り替えることができます。
アラート機能
「この価格になったら通知がほしい!」という時に便利なのがアラート機能。

チャート上で価格帯にカーソルを合わせて+ボタンを右クリック→「アラートを追加」
アラートはドラッグで移動ができ、削除するにはアラートにカーソルを合わせてゴミ箱アイコンを押します。
スマホのTradingViewアプリでログインしておけば、外出中でもアラート通知が受け取れて安心です。
有料プランの無料お試し方法
TradingViewでは、有料プラン(Proなど)を30日間無料で試すことができます。
私の場合は「リプレイ機能」を利用するためにお試しを利用しました。
- 上部メニューの「アップグレード」からプランを選択
- 支払い情報の入力でお試しが可能
高機能を試してみたい場合や、インジケーターの同時表示数を増やしたいときにおすすめです。
おわり
TradingViewは、初心者にもやさしく、かつ本格的なチャート分析ができるツールです。
今回紹介した設定や機能を使って、快適なチャート分析を行いましょう。
まずは使ってみることが大事です。「ちょっと触ってみようかな」くらいの気持ちでOK!
慣れてくると、自然にいろんな機能が使えるようになりますよ。