自動売買FX（トラリピ・マイメイト）確定申告のやり方

FXの税金が不安な人のための記事を書きました。

私もそうでしたが、やっぱり最初は何をどうして良いのか不安ですよね？

本記事では画像を多用しながら手順を解説していますのでご安心を！

私は税理士ではないので正確な情報は税務署に確認をしてください。

所得税の確定申告が必要な人

一般的な説明をすると以下の通りです。

（所得とは…収入から必要経費を引いた金額のことです）

参考：確定申告が必要な方（国税庁）

自動売買FXをやっている人は？

会社員の場合は基本的に

トラリピやマイメイトの所得が20万円を超えると確定申告が必要

となります。

注意したいのが、

• トラリピやマイメイトの合計所得が10万円
• 副業（ブログなど）で所得が10万円

この場合も「給与以外で所得20万円を超える」に該当するので確定申告が必要になります。

ちなみに私みたいなフリーランスや自営業の人はいずれにしても確定申告が必須です！

所得税の確定申告が不要の場合でも、給与以外に所得が発生しているので住民税の確定申告は個別に行う必要があります。住民税の申告方法はお住まいの役所へご確認ください。

※所得税の確定申告をするのであれば、申告内容が税務署→役所へ連携されるので住民税の確定申告は不要です。

税率は2割

FXの税金は、利益に対して20%となります。（所得税15％、住民税5％）

給与所得などに関係なく一律の税率となります。（=分離課税）

ただし、2037年末までは復興特別所得税0.315%が上乗せされるので20.315％となります。（所得税15.315％、住民税5％）

確定申告の方法２ステップ

では、確定申告をする場合の手順を解説していきます。

手順は以下の２ステップ。

ここでは

という状況で説明していきます。

ふるさと納税や、副業をしている場合については説明が長くなるので解説しません

ステップ１：期間損益報告書の確認

確定申告書を作る前に「期間損益報告書」という書類をダウンロードします。

これはFXでの1年間の損益が記載されている書類で、申告の数字の根拠となります。

ちなみにポジションを持ったまま決済されていない含み損益については申告の対象外です。

ここでは以下の2つのサービスについて「期間損益報告書」の発行方法を解説します。

ダウンロードした「期間損益報告書」は証拠書類となるので大事に保管をしておきましょう

トラリピの「期間損益報告書」の確認方法

トラリピにログインし「お客様情報」→「報告書」を開きます。

「期間損益報告書」を選択し、集計期間を入力します。

「PDFダウンロード」を押して、PDFファイルがダウンロードします。

PDFファイルを開くとこんな内容になっているので、「対象期間における実現損益の累計額」の金額を確認しましょう。

この場合は「152,375円」がトラリピの利益です。

ここが20万円を超えていたら確定申告が必要です！

この時トラリピの利益は20万円以下ですが、他の自動売買の利益を合計すると20万円を超えている場合は確定申告が必要です。

マイメイトの「期間損益報告書」の確認方法

マイメイトにログインしたら、メニューアイコンから「報告書を見る」を選びます。

「期間損益報告書」を選択し、期間を入力したら「ダウンロード」を押しましょう。

開いたPDFファイルにある「対象期間の実現損益累計額」が、マイメイトの利益になります。

ステップ２：確定申告書の作成

確定申告書は、国税庁の確定申告書等作成コーナーよりweb上で作成することができます。

数字を入力していくと自動で、様式が作成される便利なサービスです。

参考：>>確定申告書等作成コーナーとは？概要と使い方を解説

１：作成

確定申告書等作成コーナーを開いて、「作成開始」をおします。

e-Taxは準備が必要なので……今回はシンプルに「印刷して提出」でやります。

「所得税」を選びます。

２：給与所得の入力

まずは、給与所得について入力していきます。

「年末調整済みの源泉徴収票」の「入力する」を押します。

源泉徴収票を元に、金額を入力していきます。

どの数字を入力すればいいのかは画像付きでわかりやすく表示されているので、さくさく進めると思います。

源泉徴収票の入力を完了させます。

３：先物取引に係る雑所得等の入力

給与所得の入力画面から下へスクロールすると「分離課税の所得」の入力欄があります。

トラリピ、マイメイトなどのFXは「先物取引に係る雑所得等」に該当します。

まずはトラリピから入力していきましょう。

トラリピの入力が完了したら「もう1件入力する」を押してから、同様にマイメイトの入力をします。

最終的にこのように入力できればOKです。

４：確定申告書の出力

人によっては、他の所得やふるさと納税などの入力もありますがここでは割愛します

あとはそのまま進んでいけば「追加で納税」or「還付」の金額が自動で算出されます。

（還付の場合は、口座情報を記載しておけばOK）

納付の場合は、忘れずに自分で納付を行います。

所得税は請求書が届くわけはないので自ら支払う必要があります！

参考：>>国税の納付手続（国税庁）