ビットコインを買うのにかかる手数料をおさえたいです。どこの取引所で買えばよいですか?
暗号資産を取引できるところ(bitFlyerやコインチェックなど)がいろいろあって、どこでビットコインを買ったら良いのか悩みますよね。
私自身もどこで取引したらよいのかがわからず迷ったことがあります。
初心者が失敗しないためのポイントの1つは「手数料をおさえる」ことです。
そこで本記事では各取引所の手数料を比較しまとめてみました。
本記事を読めば、
- 手数料をおさえる基本
- 手数料無料の真実
- 手数料の安い取引所
がわかるようになっています。
手数料をおさえる基本
まず先に前提として手数料をおさえるための基本をお伝えします。
(だいたいわかってるから、取引所の比較をすぐに見たい方はこちらから)
そもそもですが、暗号資産を購入するのには必ず手数料が発生します。手数料は数%と微々たるものですが、今後取引を繰り返していったり、大きな金額で購入すると地味に効いてくるものです。
例えば、株式投資の世界では数%の利回りを求めていくものです。僅かな手数料であっても購入した瞬間に手数料分は損をすることになりますので、甘く見てはいけません。
暗号資産でもこれは同様ですので、なるべく手数料をかけないような方法で購入していきましょう。
じゃあどうしたら良いの?という方のため、具体的な方法を2つ紹介します。
- 取引所を使う
- まとめて買う
①はかなり重要ですので、簡単に解説しておきます。
①取引所を使う
暗号資産を購入する場所は、販売所と取引所という2つがありますが、基本的には取引所を使いましょう。
理由としては、販売所は企業の手数料が上乗せされるため、取引所のほうが安く買えます。
どこの暗号資産取引所を使うにしても取引所を利用してくださいね。
具体的にどれくらい手数料が違うのかは、後ほどの比較で紹介します。
②まとめて買う
買い付けるタイミングをバラけさせるよりも、まとめて購入した方が手数料という視点では有利です。
理由としては、1つの取引ごとに手数料が発生するためで、単純に取引回数を減らせばかかる手数料も安くなります。
例えば、こんなイメージです。
- 10万円×1回 購入 →500円の手数料
- 5万円×2回 購入 →600円の手数料(300円×2回)
※あくまでもイメージを掴むための金額設定ですので、実際とは異なります。
とはいえ用意できる金額や相場の状況によって分散して買い付ける方法もありますので、一概にまとめて買ったほうが良いということではありません。「可能なら」ぐらいの意識でOKです。
(補足)手数料無料について
取引所によっては「取引手数料が無料」というところがあります。
これは確かにそのとおりなのですが実は、暗号資産を購入するのには取引手数料とは別で、スプレッド(これも手数料のようなもの)がかかっています。これは販売所・取引所どちらで取引をしても発生する、実質的な手数料です。
よって、実際に取引をした時には「取引手数料+スプレッド」がかかっていることになります。
取引手数料としては無料ですが、スプレッドがかかっているので、ユーザー側からみた実質的な手数料は「無料ではない」ということです。
スプレッドがいくらなのかは明示されておらず、買い付ける金額が相場と微妙に違っていることからしか判断できませんので認識しにくいです。
スプレッドとは?
同時刻で買ったときと売った時の価格差のことで、この価格差が取引所を運営している企業の収入になります。
ここでは例としてコインチェックの販売所のスプレッドを見てみましょう。
あるタイミングで0.1BTCの「買い」と「売り」の価格に、3万円以上の差がありました。
この時に0.1BTCを買って、すぐに売ったとしても(価格が変動しなくても)、3万円分はマイナスになってしまうということを意味しています。
つまり販売所で購入した時点で、この3万円分を販売所への手数料として上乗せして支払っているということです。
※スプレッドはその時の取引量などによって随時変動します。
取引所毎の手数料比較
前置きが長くなりましたが、ビットコインを買う際にかかってくる各取引所毎の手数料を以下にまとめました。
ビットコインの購入手数料
販売所 | 取引所 | |||||
手数料 | スプレッド | 合計 (実質手数料) | 手数料 | スプレッド | 合計 (実質手数料) | |
コインチェック | 0% | 6.2% | 6.2% | 0% | 0.05% | 0.05% |
bitFlyer | 0% | 2.9% | 2.9% | 0.01% | 0.16% | 0.17% |
GMOコイン | 0% | 3.9% | 3.9% | 0.05% | 0.11% | 0.16% |
bitbank | 0% | 2.0% | 2% | 0.12% | 0.07% | 0.19% |
DMM bitcoin | 0% | 0.5% | 0.5% | ー | ー | ー |
表を見ると販売所は全体的に手数料が高めで、「買うのは取引所」と言われているのがよく理解できますね。
こんなに%が違うんだね
スプレッドは市場の取引状況により変動するので実際は定率ではありませんが、ざっくりこのようなイメージで認識してもらればOKだと思います。
結論:実質的な手数料が安いのは?
まとめた結果、ビットコインを買うのに実質的な手数料(手数料+スプレッド)が安いのは、
「コインチェックの取引所」でした。
10万のビットコインを購入した手数料を計算してみた
「%を見てもイマイチよくわからない」人のために、10万円分のビットコインを購入する時をシュミレーションしてみました!
今から10万円分を払うと思って、読みすすめてみてください。
以下の表が、10万円分のビットコインを買った時、実質手数料(円)の試算です。(上記の表から算出)
販売所 | 取引所 | |||
実質手数料 | 試算額 | 実質手数料 | 試算額 | |
コインチェック | 6.2% | 6,200円 | 0.05% | 50円 |
bitFlyer | 2.9% | 2,900円 | 0.17% | 170円 |
GMOコイン | 3.9% | 3,900円 | 0.16% | 160円 |
bitbank | 2.0% | 2,000円 | 0.19% | 190円 |
DMM bitcoin | 0.5% | 500円 | ー | ー |
販売所の手数料がめちゃくちゃ大きい!
逆に取引所の手数料が安いのがわかったかな?
取引所は1%以下の手数料なのでそこまで気になりませんが、販売所はなかなか手数料がかかるのがわかります。
以下の記事では、取引所での買い方を解説していますので、見ながらやってみてくださいね。
まだ取引口座を開設していない人は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
無料で開設できるのでサクッとやってしまいましょう。
どちらもスマホでのやり方を解説しています。