NFTって言葉を聞くようになったけどよくわかりません。初心者でもわかるように教えて下さい!
- NFTってよくわからない
- NFTでどんなことができるの?
- NFTに価値が付くってどういうこと?
こんな悩みを解決する記事を書きました。
インターネットという技術が世界を変えたように、次に世界を大きく変えるとされている技術がNFTです。
横文字で理解しにくい印象ですが、本記事を読めばざっくりとNFTの概要を理解することができます。
- NFTはデータに価値をもたせられる技術
- NFTは仮想通貨で売買できる
- 現時点ではNFTアートの利用が多い
- 活用方法は広く、将来普及する可能性が高い
スマホが普及して日常になったようにNFTもいつかは普及する時代が来るはず。
今のうちからNFTの世界を知っておくと、立ち回りを変えられますよ。
記事を書いた人
ろびん
- 元地方公務員(10年)のフリーランス
- 資産運用×ブログ運営
- 投資歴5年以上
- 資産運用額3,000万円↑
ろびん
- 元地方公務員(10年)のフリーランス
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NFTとは?
NFT(Non-Fungible Token)とは、「代替不可能なトークン」と説明されるデジタルデータのことです。
改ざんや偽造ができないブロックチェーン技術を利用して、データに固有性の価値をもたせられるようになりました。
以下ではNFTの持つ特徴について詳しく解説していきます。
- 代えがきかない(=代替不可能)
- 誰でも作成や売買できる
- 転売されると作者に報酬が還元される
特徴1:代えがきかない
最大の特徴が「代えがきかない(=代替不可能)」ということです。
例えば、Aさんの持っている1000円札とBさんの持っている1000円札は、どちらも同じ1000円分の価値があります。これをお互いを交換しても持っているのは同じ1000円分のお札であるので「代替が可能」と言えます。
一方、NFTは代えがきかないもので例えば「申込者名や座席が記載されたチケット」のようなものです。
AさんとBさんの持っているこの座席チケット自体は似たようなものですが、交換するとそれぞれ座る場所や参加できる日が変わってしまう(=価値が変わってしまう)ため、「代替が不可能」であると言えます。
このように代替できない特性があるため、ただ1つであるという「唯一性」を持っています。
特徴2:誰でも作成や売買
NFTはブロックチェーンの難しい知識がなくても、誰でも作成可能です。
そしてNFTのマーケットプレイスを利用すれば、かんたんに売買が可能です。
実際に私もNFTを作ったり、売買をしていますが、やってみると意外と簡単でしたよ。
特徴3:転売されると作者に報酬が還元される
転売と聞くとあまり良くないイメージを持つ方もいるかもしれませんが、NFTの世界において転売はクリエイターに有利です。
というのは、転売されるたびに作者に取引額の一部が入る(=ロイヤリティ収入)ように設定できるからです。
例えば、画家があるイラストを売りました。その後、そのイラストの評価が上昇し高額に取引されるようになったとしても最初の売上以外に作者の元にはお金は入ってきません。
一方、NFTでは転売されつづける限りその取引額の一部が作者に還元される仕組みがあります。
中にはロイヤリティ収入だけで月に100万、1000万円以上が発生しているプロジェクトもあるので驚きです。
NFTの活用事例
NFTは様々な活用の可能性があります。現時点でどんな活用方法があるのかを解説していきます。
- デジタルアート
- NFTゲーム
- 音楽、漫画
- 証明書(会員権、パスポート)
- 資金調達
デジタルアート
絵画やアートの分野でNFTが使われています。認知度としてもこの分野が一番有名ですね。
これまでのデジタルアートは簡単にコピーができてしまうので、実物としての絵画やアート作品と比べると、資産性をもたせることが難しかったです。
しかし、NFTの登場によりデジタルアートを個別に識別し所有者や取引の履歴を証明できるようになったため、NFTアートは市場で売買されるようになりました。
過去には75億で取引されるNFTアートも存在しているので、実物のアート作品と同じように資産価値を持っていることがわかります。
NFTゲーム
ゲームの中に出てくるアイテムやキャラクターがNFTになっており、NFTを所有することでゲームがプレイできるものがあります。
例えば、「歩いて稼げる」で話題になったSTEPNはこの部類のアプリです。靴のNFTを購入・装備して歩くことで、仮想通貨を稼ぐことができます。もちろん仮想通貨は換金が可能です。
それ以外にもゲーム内のアイテム(NFT)を強化して、より高額で売って利益を出す事も可能です。
これまではゲーム内で育てたキャラクターやアイテムはその世界の中でしか価値がありませんでしたが、ゲーム外でも価値をもたせられるようになりました。
音楽、漫画
音楽や漫画(画像)などのデータもNFTにすることが可能です。
実際に、OpenSeaというNFTマーケットプレイスでは音楽ファイルのNFTが販売されています。
デジタルアートと同様に転売されればクリエイターにお金が落ちるようになっています。
とはいえ、現段階ではあまり盛り上がりに欠けているような印象ではあります。
証明書、会員権、パスポート
ブロックチェーンの「所有の証明・複製されない」という特徴を利用して、NFTを証明書や会員券、パスポートとして利用することが可能です。
例えば、あるコミュニティの会員券をNFTにすれば、所有者が誰かわかりますし、複製されていないこともわかります。
加えて、NFTであるので簡単に売買が可能です。参加していたコミュニティが自分に合わなくなったので別の人に参加券を売ろう!といったこともできます。
利便性として社会的に浸透していく活用方法としては有力な使い方であると言えます。
今アツいのはPFPとしてのデジタルアート
記事の執筆時点で、世界的にPFPとしてのデジタルアートが盛り上がっています。
PFP(Profile Picture)とは、SNSなどのプロフィールアイコンに使う画像のことです。
私もCNPというNFTをPFPとして使っています。
世界的なNFTマーケットプレイスを見ても、PFPのコレクションが上位を占めています。
海外セレブを中心にこのPFPをSNSのアイコンにするのが流行りだし、そこから今の流れができています。
同じコレクションのアイコンを設定するのは、
- NFTプロジェクトの思想に共感している
- 親近感(仲間意識)が出てる
- コミュニティに属するような感覚が生まれ
- 単純にステータスの表示
こういった意味があります。
それだけ?と感じる人もいるかもしれませんが、それだけです。
NFTの将来性
- NFT市場の成長が見込まれる
- 大手企業や有名人が参入している
- やがて日常に浸透する技術
NFT市場の成長が見込まれる
NFTの市場は今後まずます拡大していきます。2017年では約43億円だったのが、2020年では約450億円へと、10倍近くの市場規模になっています。
現時点のNFTユーザーの数はまだ極々わずか(身の回りにNFTを触っている人はほとんどいないはず)ですが、もっと使いやすくなったり、新たなプラットフォームができるなど、活性化していく可能性は大きいです。
大手企業が参入している
NFTは当初一部のギークだけの遊びでしたが、今となっては大手企業が続々と参入をしています。
例えば以下のようなニュースです。
- ティファニーが有名NFTコレクションのカスタムジュエリーを販売
- スターバックス、NFT活用「Starbucks Odyssey」発表
- ナイキがメタバース用NFTスニーカー「Cryptokicks」を販売
- スクウェア・エニックス、初のNFTコレクティブルアートプロジェクト
NFTの領域は次のビジネスチャンスと捉えられており、ますます大きな市場となっていくはずです。
やがて日常に浸透する技術
最初は「こんなもの誰が使うの?」と言われていたスマートフォンが普及したように、NFTも数年あるいは数十年先の世の中ではあたりまえの技術になっていることが予測できます。
以下の図は新しい技術が普及していくまでの流れを示したものです。
最初は一部の熱狂により盛り上がり→過度な期待→幻滅→徐々に浸透していく
NFTは2022年においては幻滅期に差し掛かっています。
NFTのベースとなる仮想通貨の低迷もあり、一度は市場が冷めきる可能性が大きいですが、今のうちに種を巻いておいた人は、NFT市場が拡大していくフェーズで波に乗れる可能性が高いです。
それと同時に日常生活にNFTの技術が浸透していくのが予測されます。
NFTの問題点
以下の2点にまとめました。
- 手数料が高い
- 詐欺が多い
手数料が高い
NFTを取り扱うにあたってはブロックチェーンの利用料に該当する「ガス代」という手数料が発生します。
このガス代は使っているネットワークのベースになる仮想通貨(例えば、イーサリアム)で支払うことになるので、通貨の価格が高額になるほどガス代も高くなります。
また、ネットワークが混雑している場合も、ガス代が高くなる傾向があるので注意が必要です。
詐欺が多い
NFTの世界は、匿名が可能であり、まだ法律整備が追いついていないことや、グローバルにつながっている世界なので、言ってしまえばなんでも有りの状態です。
価値が出ると思って買ったNFTのプロジェクトが達消えて(運営が逃げて)、NFTが無価値になってしまうこともあります。
お得なNFTが買えると偽のwebサイトへ誘導して、うっかり認証をしてしまうと、持っているNFTをすべて盗まれたりする事例もあります。
>>(参考ニュース)フィッシング詐欺が最多、NFT盗難被害は140億円超。最新調査で分かったNFT被害の現状
NFTを持ってみよう!
本記事では、NFTについて特徴や活用例、将来性について解説しました。
現時点では、まだデジタルアートやコミュニティ形成のツールとしての使われ方が主流ですが、今後ビジネスや日常生活に利用が拡大していく可能性は高いです。
私はインターネットが世の中を変えたように、ブロックチェーン技術によるNFTも世の中を大きく変える可能性があると思っています。
未来の姿はわかりませんが、技術の発展は不可逆的であり、それに合わせて世界は確実に変化していきます。
知ること→行動することで世界は広がっていきます。
本記事を読んでNFTを始めてみたくなった人は、まず少額でいいので仮想通貨を持ち、そのお金でNFTを買ってみましょう。
保有してみることが一番の学びにつながります。
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